近年、キャッシュレス決済市場は大幅に拡大し、様々なシーンで展開をし続けています。
特にスマホをかざすだけで決済可能な、「Apple Pay」や「Google Pay」は非常に便利な決済方法として、若者を中心にさらに注目を集めています。
しかし、両者の違いは曖昧になりがちです。
そこで今回は、「Apple Pay」と「Google Pay」の主な特徴と、両者にどのような違いがあるのかをご説明していきます。
Apple PayとGoogle Payの違い
Apple PayとGoogle Payの大まかな違いは、Apple PayがiPhoneに対応しており、Google PayがAndroidに対応しているということです。
また、対応している電子マネーにも違いがあります。
Apple Payが「Suica」「iD」「QUICKPAY」なのに対し、Google Payの場合はそれらに加えて「WON」「Edy」「nanaco」にも対応しています。
Apple Payとは?

Apple Pay(アップルペイ)とは、2016 年から日本で開始されたキャッシュレス決済サービスです。
iPhoneやAppleWatchなどで利用でき、iPhoneの標準アプリである『ウォレット』内に「Suica」や「クレジットカード」の情報を入れ込むことで、お店や公共機関でのオンライン決済が可能になります。
Apple Payのメリットとデメリット
Apple Pay については、上記で記述した通りですが、では実際に使用した場合、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
Apple Pay(アップルペイ)のメリット
■ キャッシュレス決済が可能!
Apple Payのメリットと言えば、現金を持ち歩かずにスマホだけで決済ができる点です。
Suicaなどの電子マネー情報を読み込む機能があるおかげで、スーパーなどのちょっとしたお買い物や、交通機関を利用する際の改札の出入りにも、お財布を持ち歩く手間がなくなり、荷物を減らすこともできます。
また、財布を忘れたり、落としてしまった場合でも、支払に困ることもありません。
万が一の場合に対応するという意味でも、メリットは大きいと言えるでしょう。
■ 搭乗券やチケットを一括管理できる!
Apple Payが搭載されている、Appleの標準アプリ『Wallet(ウォレット)』を使えば、搭乗券やチケットを一括管理できることも、Apple Payを使う重要なメリットと言えます。
また、ANAを利用するときに、チェックインをスキップできる「スキップサービス」があることも魅力的です。
※スキップサービス ー 事前に予約・購入・座席指定をお済ませいただいたお客様が、保安検査場に直接お進みいただけるサービスのことです。
スキップサービスを活用すれば、わざわざ列に並んで手続きをすることなく、空港で長時間待たされるといった課題が解決されます。
■ 非決済領域のパスも一つにまとめられる!
標準アプリである『Wallet(ウォレット)』内には、クレジットカードや公共交通機関のICカード以外にも、スタンプカードやポイントカード、チケット、会員証などのカード類『ウォレットパス*』を追加し保管することも可能です。
お財布を嵩張らせてしまう原因にもなる紙やプラスチックのカードをデジタル化することで、無くす心配も保管する負担も軽減されます!
*ウォレットパスとはスマホ標準アプリであるアップルウォレットやグーグルペイに保存できデジタルカードの名称
Apple Pay(アップルペイ)のデメリット
■ WAONに対応していない。
主要な電子マネーである「WAON」に対応していません。
「WAON」を愛用している方にとっては、Apple Payを使用するメリットは高くないでしょう。
また、それに応じてApple Payが使える店舗が限られる点もデメリットと言えます。
Apple Payは「Suica」や「QUICPay」「iD」に対応しているので、コンビニをはじめ多くの店舗で使用できるのも事実です。
しかし、「Suica」や「QUICPay」「iD」に対応していない店舗も多数存在するため、そのようなお店を頻繁に利用するならば、有用性は高くないかもしれません。
Google Pay とは?

Google Pay(グーグルペイ)とは、Android端末用の決済サービス「Android Pay」と、Google Playストアなどで使う送金サービス「Google Wallet」の機能を統合した決済サービスです。
Google Payが対応しているのは、おサイフケータイに対応しているAndroid端末です。
※おサイフケータイとは?ー埋め込まれた IC チップを使い、携帯電話をかざすだけで決済ができる日本独特のサービスのことです。
Google Pay (グーグルペイ)のメリットとデメリット
Apple Payに続き、Google Pay のメリット・デメリットを紹介します。Google PayとApple Payを比較したいときに参考にしてください。
Google Payのメリット
■ ポイントが貯まりやすい
G連携サービスが多く、様々な実店舗・ECサイト・公共交通機関などで利用できます。
Google Payを使うと、各サービスのポイントがいっそう貯まりやすくなります。
■ オンライン決済がスムーズに
決済時に支払い方法としてGoogle Payを選択できることがあります。
一般的に、クレジットカードで支払う場合は、クレジット番号やセキュリティーコードの入力が必要です。
Google Payで決済をすれば、財布からカードを取り出して、番号を確認する手間が省けます。
■ 一括管理
Google Payには、決済用のカード類を複数登録できます。
所持しているクレジットカード、電子マネー、交通系ICカードをすべて登録し、Google Payで一括管理することも可能。
もちろん、KINCHAKUのウォレットパスもGoogle Payで管理できます。
Google Payのデメリット
■ 機種変更の際は引き継ぎができない
GooglePayでは、機種変更をするとその残高を利用できなくなってしまいます。
なので、機種変更する際はしっかりと残高を使い切るようにしましょう。
仮に多額の残高が残っている状態で機種変してしまうと、その残額を全てロスしてしまうことにもなりかねません。
また、機種変更すると新しい端末でもまたGoogle Payにカードを登録しなければならないので、そこが少し手間となりえます。
スマホ標準アプリのウォレットに保存できるデジタルカード

これまでに、Apple PayとGoogle Payの特徴をご紹介しました。
どちらを利用しようか迷っている方にとって役に立てたなら幸いです。
最後に、スマホ標準アプリであるウォレットを利用した新しいサービスをご紹介します。
非接触で新たなおもてなし
施設や店舗を運営している中で、「お客さまとの関係を維持したいけど、紙は嫌がられる」といったお悩みはないでしょうか?
KINCHAKUで作成したデジタルカードは、Apple Wallet(アップルウォレット)または、Google Pay(グーグルペイ)に保存されるので、お客様がアプリをインストールする必要がなく簡単に利用できる仕組みとなっています。
※KINCHAKUのウォレットパスは、Android OS6.0以上が必要です。モトローラ機種には対応しておりません。
KINCHAKUでは、2週間の無料トライアルを設けておりますので、ぜひこの機会にお試しください。
また、ウォレットパスごとの機能紹介もご覧ください!