D2Cサブスクリプションモデルの成功例

D2Cサブスクリプションモデルの成功例

『髭剃り業界の革命』ともいわれたマイケル・デュビン(Michael Dubin)という男の名前を聞いたことがありますか?

彼は、米国ダラー・シェイブ・クラブ(Dollar Shave Club) の共同創業者で、サブスクリプションモデルビジネスで大成功を収めた起業家の一人です。

2011年に創業されたダラー社は、主に男性用カミソリの刃の部分を会員制で定期購入できるといったサービスを提供することで、髭剃り業界に旋風を巻き起こしました。

ダラー社は、日常の何気ない消耗品であっても、カミソリのように買い忘れる事が多かったり、わざわざそれだけの為に買い物に出るのが面倒など消費者が日頃抱える悩みを解消することにより、絶大な支持を受けて急成長を遂げました。

また、D2C モデルを導入したことにより、コスト削減を達成し、他社よりも低価格で販売することを可能にしました。

ダラー社の報告によると、2016年3月には会員数300 万人を達成し、同年7月に大手一般消費財メーカーであるユニリーバからの買収提案を10億ドル(約1000億円)で承諾しました。

ダラー・シェイブ・クラブは成功を収めるサブスク型ビジネスの一例に過ぎません。

近年では、起業や経営についての深い知識がなくても、誰でも簡単に導入できるビジネスモデルとしてさらに注目を集めるサブスクリプション型ビジネスは、様々な業界・業態でより一層拡がりをみせています。

独自のクリエイティブなアイディアで、他企業との差別化を測り成功をみせる企業やユニークなアイディアでなくても、従来の商品やサービスを定額制で提供するシステムを作り出すことにより、更なる売上の増大を達成する事例も多くみられます。

D2Cってなに?

従来の商品の流れ

D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)とは、Direct-to-Consumer の略称で、企業が自ら企画・製造し、第三者を介すことなく商品をダイレクトに消費者へ販売するビジネスモデルのことをいいます。

従来の一般的な流通では、生産者やメーカーが仲介者を通して商品を消費者の元へ届けるという仕組みで行われていました。

ここでは、製造費に加え、商品を製造してから消費者の手に届くまでの過程で必要なコストを費やしてしまう為、販売価格もそれに伴う価格を付けざるを得ませんでした。

近年では、eコマースも大幅に成長し、消費者は自ら足を運ぶことなくいつでもどこからでも気軽に商品を検索し購入することが可能になりました。

ウェブサイトやソーシャルメディアでのマーケティングも主流となり、企業が自ら製造した商品を自らプロモーションをかけ、小売店に並べる事なく自らの手で顧客の元へ送り出すといった取引の流れに移り変わってきました。

D2Cでは、従来みられていた様な仲介で生じるマージンを取り除くことにより、コスト削減を実現し、品質を維持した商品を低価格かつスムーズに届けることが出来るので、企業側に限らず消費者側からの支持も伸ばしています。

また、今まで仲介業者へ費やしていたコストを宣伝費用など、重要な要素に投資することが可能になったことで、的確なターゲット層へ十分にアプローチをかけていく事ができる様になります。

現在は、アパレルやアイウェアなど、比較的原価率が低い業界でよくみられるD2Cですが、この先、さらなる創造的なアイディアを生み出し、様々な業界で取り入れられることになっていくのが期待されています。

まだまだ沢山の可能性を秘めたサブスクリプションモデルを用いてのビジネス、誰でも簡単に参入できるこの時代にピッタリのビジネスモデルでもあると言えます。

KINCHAKUでのD2C

KINCHAKUでのD2C

KINCHAKUでは、D2Cのサブスクリプションビジネスを実現することが可能です。

導入もシンプル。自社サイトでのパス販売を行う場合、KINCHAKUダッシュボードのパス配布画面よりウィジェットをコピーしていただき、自社のウェブサイトに貼り付けていただくだけです。

サブスクリプションモデルを活用することで、お客様に継続利用していただく理由作りになることはもちろん、継続的な売上確保の面で店舗側にもメリットがあります。

さらに、継続利用を通して、顧客との良好な関係を維持していくことは、将来的にLTV(顧客生涯価値)のアップにも繋がります。 自社サービスに合ったD2Cのサブスクリプションモデルを活用をご検討いただければと思います。

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