KINCHAKUからのお知らせ

株式会社KINCHAKUが近鉄ベンチャーパートナーズから資金調達を実施

2021-12-09

株式会社KINCHAKUは、2021年11月30日にシードACラウンドで新規投資家として近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社を引受先とする第三者割当増資により、資金調達を実施したことをお知らせします。

資金調達の背景・目的

両者が連携して、観光地型MaaSや交通のDX化を図るとともに、現場のアナログ業務効率化を目指します。今回調達資金では、プロダクト・事業開発をさらに加速させるだけでなく、人材・R&Dへの投資も両輪で積極的に行なっていく方針です。

KINCHAKUの概要

KINCHAKUは、実店舗・施設向けにウォレットパス*を活用して、紙やプラスチックで行っていた煩雑な業務やアナログな方法では把握できなかった顧客データなどをKINCHAKUで改善致します。

iOSとAndroidの標準アプリであるApple WalletとGoogle Payで管理できるウォレットパス*の発行から運用・分析までをワンストップで行えます。キャッシュレス決済にも対応することでレジ業務の軽減、利用履歴から顧客の特徴を把握してその人に合ったプロモーションなどに活用できます。

*ウォレットパスとは、スマホ標準アプリであるApple WalletまたはGoogle Payに保存できるデジタルカードです。

公開予定の新機能

  • 顧客の利用履歴に基づいて自動的にランク分けを行う自動スコアリング機能を開発していきます。お客様一人一人の特徴を把握して、優良・離脱顧客を判別できるので、優良顧客にはアップセルの施策を行うことができます。また、離脱顧客になる前にプロモーションキャンペーンなどの対策を行うこで離脱を未然に防ぐことができ、ビジネスの成長に活用できます。
  • 複数の施設や交通機関で使える共通券ソリューションを開発しています。適用可能な事業は、電子地域通貨、プレミアム付き商品券事業、対個人サービスを提供している事業です。引換券・乗車券・入場券の電子化によるMaaS事業等多岐に渡ります。多様な課題に対応可能な「KINCHAKU」は、単一事業、単年度のみではなく1つの地域内で複数事業かつ長期的に活用いただけるよう持続可能なプラットフォームとして設計しています。

引受先からのコメント

【近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社 代表取締役社長 藤田 一人氏】

ウォレットパスは、日本でも今後さまざまな領域で普及が進んでいくと想定しています。

そのウォレットパスの活用をワンストップで提供するKINCHAKUは、交通、レジャー、旅行、飲食、宿泊など近鉄グループが展開する多くの事業領域で活用可能性があると考えております。

今回の資本提携を通じて、まずはKINCHAKU社と鉄道やバスなどの交通事業領域におけるウォレットパス活用の仕組みを構築し、紙式の乗車券、定期券等を運用している交通事業者のデジタル化(デジタルチケット・パス)支援として提供していくことを目指します。

これにより特に中小の交通事業者が抱える紙式乗車券類の課題解決が少しでもできればと考えております。
https://kintetsu-vp.com/wp/wp-content/uploads/2021/12/20211209kvp.pdf