株式会社KINCHAKU(本社:福岡市博多区、以下KINCHAKU)が、鉄道やバスなどの交通事業領域におけるウォレットパス活用の仕組みを構築し、中小の交通事業者が抱える紙式乗車券類の課題解決をする目的で養老鉄道株式会社(本社:岐阜県大垣市、以下養老鉄道)と共に、2022年2月1日から2月21日まで、養老鉄道において標準モバイルウォレットに追加できる定期券を実証実験を実施しました。
実証実験の内容
- デジタルパス化による発行から利用までの検証
証ポイント
- 効果とコスト
- 利用者の利便性
- キャッシュレス決済(オンラインでの購入割合等分析)
「ウォレットパス型定期券」実証実験の結果

交通事業者に特化したウォレットパスソリューションの概要
- オンライン上で本人確認を完結するKYC機能
- 定期券カテゴリーの設定(1ヶ月/3ヶ月/6ヶ月/1年)
- 払い戻し額の自動計算
- 運賃モニター&運賃表自動設定
日常生活に欠かせない交通分野においては欧州をはじめとする世界の多くの都市で既に標準モバイルウォレットアプリであるApple WalletやGoogle Payが新しい生活様式の安心・安全なウォレットアプリとして一般的に利用されています。コロナ禍で消費者の「非接触」に対する関心の高まりもあり、日本でも便利で安心な日常を提供できるものと考えております。本ソリューションにより、日本国内の利用者はもとより、海外からの旅行者もモバイルウォレットアプリ一つで移動からお買物まで完結でき、大きく利便性が向上します。
本格運用について
実証実験の結果をもとに本格運用に向けた推進体制を構築し、養老鉄道が2022年3月23日から、日本初となるウォレットパス型定期券の販売を開始します。
- 発売開始日:2022年3月23日(水)午前9時00分から(今回は、通勤定期券のみ発売開始します。今後、通学定期券を発売予定です。)
- 購入方法:養老鉄道ホームページ上の通勤定期券購入ボタン「ご購入はこちら」または駅等のポスターに記載のQRコードより「定期券購入」ページへアクセスし、必要事項の入力および支払手続きをしてください。支払が完了すると、「モバイル定期券」がApple walletまたはGoogle Payに追加されます。
- 使用方法:Apple walletまたはGoogle Payより定期券をスマホ画面に表示し、駅係員・乗務員に提示してください。
- 支払方法:「定期券購入」ページ内にてクレジットカード決済
養老鉄道モバイル定期券本件に関するお問い合わせ
養老鉄道株式会社
鉄道営業部総務企画課
課長 中村晃士
TEL:0584-78-3400